限界
私はもう限界らしい
何もかもうまく行かなかった
残されたチャンスも少なくなってきた
私が何を上手くできなかったか
私に何の興味もないあなた達は知らないだろう
私が大切に思っていた人々にとって
私は何でもなかったことを知った
だから君達もまた
私が何に苦しんでいたか知らないままだ
本当は誰も何も知らない
誰にも理解されなかっただけだ
誰も余裕がない
誰もがつらい
だから皆誰かに寄り添い合うのだが
私だけは輪に入れなかったな
誰も寄り添ってくれなかったように思う
仕方のないことだ
この世は除け者を必要としている
除け者がいなくなればまた次の除け者を探し
同じところをぐるぐると回る
今回は私だった
それももう終わる
さて、次は誰の番かな